事業をやっていると、いろいろなところで会社名を入力することがあると思います。
株式会社〇〇、有限会社〇〇、合同会社〇〇… といったように。
自分の社名であったり、取引先の社名であったり。
役所に出す書類の、自社名フリガナに法人格は必要?
特に、役所に出す書類に自社名を入力する際、しばしば、フリガナ欄がついています。
このフリガナを入力する際、この「法人格」のフリガナは、必要でしょうか?
つまり、「カ)」とか、「カブシキガイシャ」とか書くべきか。
答え;必要ありません。これは断言できます。理由が3つもあるからです。
理由:
- そういうふうに読むに決まっているから
- 役所が作成した「記入例」で省略されているから
- フリガナに前株などの法人格を入れられると、検索時に不便だから
会計ソフトの取引先名入力に法人格は必要?
会計ソフトに入力する際には、エクセルインポートをおすすめしています。
このインポート用のエクセルファイルに入力するにあたって、法人格は必要でしょうか?
答え:これも必要ありません。理由は2つあります。
理由:
- 会計ソフトに何もかも入力する必要はなく、保存してある書類と合わせて法人格は分かるから
- 前株などの法人格を入れると、エクセルのオートコンプリートが機能せず入力が非効率になるから
エクセルで経理の入力をしていれば、過去に入力してきた社名が、自動的に取引先マスターの役割を果たしてくれます。
そのエクセルのワークシートを、2年・3年と使い続ければ、いっそう内容が充実し、インクリメンタルサーチ(一文字入力するごとに候補が表示される)で高速に入力できるようになります。
勘定科目の内訳明細書や、所得の内訳書を作成する際にも、エクセルファイルをもとに作ればいいので、やはり法人格は省略しましょう。
「じゃあ、それが法人か個人か、分からなくならない?」
内訳書に記載する場合、個人の取引先のほうが通常は少ないでしょうから、個人については「個人」と明記すれば、それ以外が法人だと分かりますので、これでOKです。
一定の内訳書には、インボイスの登録番号も記載できますので、それで法人かどうかもわかりますし。
何でもきっちり入力しすぎないようにしましょう。時間を大切に。